http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20200330_1.pdf
新型コロナウイルスが国の内外で未曾有の危機となりつつある中、今、最も注力すべきは国民の「命」を守ること。現場の医療の確保が最優先課題であり、
「有事」の今こそ、国を挙げて、あらゆる資源を集中投入し、国民の安心を取り戻すべき時である。
米国を始め、先進国には、医療における有事に対応できる資金を配分する財源システムが存在しているが、現在、日本には存在しない。
そのことで、クルーズ船対応をした医療スタッフたちには、自衛隊のような手当もなく、報酬が支払われていない。故に、新たな財源システムが必要である。

1.医療提供体制の抜本的強化のための基金の設置
今、最優先課題となっている医療の確保のため、臨機応変に必要な対策が大胆に実行
できるよう、新型コロナウイルス対策のための基金を設置し、人員の確保、医療提供体
制の抜本的な強化、陽性無症状患者の隔離施設の確保等を図ること。
2.新型コロナウイルスと戦うヒト・モノの確保
感染拡大に備え、呼吸器疾患の専門医・看護師、人工心肺(ECMO)を稼働させる臨床工
学技士などの人材の確保、そして、人工呼吸器、ECMO、陰圧設備等の医療機器の整備、
及び、マスク・ガウン等の医療資材の確保を行うこと。特に、世界的に不足が生じてい
る人工呼吸器等の資機材を国が一括して買い上げるなど、前例のない取組を行うこと。