イスラム土葬墓地に「待った」 住民「環境悪化が心配」 大分・日出町

2020/11/3 6:00
西日本新聞 社会面 井中 恵仁

大分県別府市の宗教法人「別府ムスリム教会」が、同県日出町に取得した土地をイスラム教徒(ムスリム)の
土葬専用墓地にする計画について、環境悪化を理由に住民から反対の声が上がっている。
専用墓地は全国でもわずか。九州には一つもなく、唯一受け入れてきた墓地もほぼ空きがなくなった。
教会は「長年探し、やっと見つけた場所。切羽詰まっている。理解してほしい」と訴えている。

在日ムスリムに詳しい早稲田大の店田廣文名誉教授によると、日本で暮らすムスリムは約23万人、
九州・沖縄では約1万5千人と推定される(昨年末現在)。同教会代表で、立命館アジア太平洋大(別府市)の
カーン・ムハマド・タヒル・アバス教授(53)はムスリムの留学生が卒業後日本に永住するケースも増えていると指摘。
「違った文化の人たちが安心して利用できるお墓の整備は急務」と訴える。