「近所200軒に<砂糖>を一袋ずつ配ってん。砂糖食べすぎて虫歯になったらウチ来るやろ(笑)。
まあ批判もあったけど、批判があるくらいでちょうどいいねん。
それで初日から40人患者さん来はって、半年後には60人までなったんで代診入れたよ。」

 順調に患者さんも増え、前述の方針から非常勤を止めて常勤医を雇用しながらも、岡本代表にはスタッフ教育を初めとする悩みがいつもついてまわっていた。
あるとき「新しいドクターも僕の仕事も一緒やなあ。僕の居場所がないなあ。何をしたらいいのかなあ」と思ったのを機に、医院に通勤するのが嫌になったという。
そこで、医院をほかのスタッフに任せ、ご自分は「居酒屋」の経営に乗り出される。京都市内の有名ホテルから板前を呼び、本格的に始めた。ところが、医院の方の経営がうまくいかなくなる。
スタッフ間のトラブルなどもあった。そこで、再び医院へ戻ろうと決心し、戻る直前にフランスへ「裏からの矯正」を学びに出かけた。居酒屋は閉店となった。