九州の精神保健福祉の課題と精神保健福祉センターとの連携

診察の結果措置非該当となる代表的な事例
○ パーソナリティー障害で精神科通院中であるが、薬物療法の標的症状となる幻覚妄想や
精神運動興奮等の精神症状はなく、精神療法が中心。欲求不満耐性が著しく低く、思い通
りにならないとすぐに暴力行為に及ぶことを繰り返しているが、判断能力の低下はなく、
心神耗弱や心神喪失といった状態ではない

今後も他害行為のおそれは大いにあるが、精神症状によるものとは言えないので措置入
院には該当しないと判断された。


○ 統合失調症で精神科通院中であるが、薬物療法により幻覚妄想や思考障害は完全にコントロールされている。友人とケンカになり、エスカレートして、近くにあった刃物を手に取り相手を威喝した。幻覚妄想に支配された行動ではなく、判断能力の低下もない。心神耗弱や心神喪失といった状態ではなく、ケンカの延長なので、精神保健福祉法の適用外であると判断された。