そうしたうえで、分裂病の問題を解決するのは「医学的な研究であるよりも、むしろ分裂病患者の
行動を哲学的・道徳的・法律的な観点から再検討するということである。」と展望する。
つまり、「悩むことと病気の相違、個人的な(誤った)行動と病態生理学的な機能障害との相違、
治療と規制を加えることの相違を明らかにしたうえで、精神科医は患者に対して何を行うのか」という
問題の方向性を指し示したといえる。