滝沢は中学生になると、貧しい家計を助けるために、仕事を探すようになった。
子供でも働ける場所――そんな時、たまたま目にしたのが、姉が夢中になっていたKinKi Kidsだった。
アイドルになりたいわけではなかったが、働きたい一心でジャニーズ事務所に自ら応募した。

 書類選考を通過してオーディション会場に向かうと、質素な服を着た1人の男性が参加者にハンバーガーを配っていた。
オーディションが終わるとその男性は滝沢にこう告げたという。

「ぼくがジャニーです」

 滝沢が初めて“父”に出会った瞬間だった。そこから滝沢の人生は急転する。
オーディション1週間後にジャニー社長から連絡が入り、2週間のダンスレッスンを受けただけでKinKi Kidsのバックダンサーとして初ステージに立った。

「その後、スターへの階段を駆け上がっていくタッキーに、ジャニーさんは歌や踊りだけではなく、人間としての礼儀やマナー、立ち居振る舞いまで厳しくも温かく教え込みました。
タッキーが反抗期を迎えて大変な時期もありましたが、ジャニーさんはしっかりと受け止めていた。

よく、“滝沢は母親譲りの女の子のような美しい肌を持っている。
でも男っぽいんだよ”と評価していました。

2人は実の父と子のような関係だったように思います」(前出・芸能関係者)

 ジャニー社長の教えを吸収していった滝沢は14才でオーディションの面接官を担当するようになった。