こんな場面が必殺シリーズにあったでしょうか?
ご存知の方、教えてください。(番組名:必殺に限らず)

大名屋敷の高級若女中(片平なぎさだったと思います)が、悪徳家老と
組んだ老女中の罠にはまって罪を犯し、家老から死罪を命じられます。
老女中は成敗したので、お前も明朝までに自害せよとの命令です。
女中はやむを得ず部屋に下がり、夜になって白無垢を身に付け、一人
静かに自害しようとします。膝前の三宝に置かれた黒塗りの懐剣を手に
取り、ゆっくり鞘を払います。氷のような刃をしばらく見つめ、やがて刀身を
左手の袖で包みながら、しばし瞑想して覚悟を決め、潔く懐剣を腹に突き
刺します。がくりと体が前に倒れ、呻きながら止めを刺さなかればと喘ぎます。
その時、背後の襖が開き、死んだはずの老女中らが現れます。懐剣を腹に
刺したまま振り返った若女中は驚き、罠に嵌ったことを悟ります。苦しみ
ながらも何とか恨みを晴らそうとしますが、既に自害して深手を負っており、
膝を固く結んでいるので体の自由が利きません。老女中は勝ち誇ったように
高笑いしながら、武士の情けで介錯してやろうと、連れの腰元に背後から
若女中の体を起こさせ、腹に刺さった懐剣をより深く突き入れます。
「うぐっ」と大きくのけぞる若女中。老女中は更に容赦なく懐剣を横に引いて
いきます。若女中は目を閉じ、唇をかみ締めながら苦痛と無念さに耐えて
いますが、やがてがっくりと力尽きます。腰元は若女中に懐剣の柄をしっかりと
握らせ、高笑いで去っていく老女中と共にそそくさと部屋を出て行きます。
しばらくして若女中付きの腰元が主人の安否を気遣って戻ってきます。
若女中が自害を前に暇を取らせた腰元です。虫の息の若女中は事情を
伝え、恨みを晴らすよう頼んで息耐えます。