ボイジャー2号は、木星、土星、天王星、海王星という4つの外惑星に接近した唯一の探査機であり、
太陽系の惑星と衛星に関する貴重なデータを多数もたらした。
同機は現在、地球から177億kmほどの距離にあり、今後数年で太陽系を脱するとみられている。

ボイジャー2号が1号とは別の宇宙領域で荷電粒子、磁場、低周波電波、太陽風プラズマの観測を行うことによって、
異なる場所での太陽圏と星間物質の相互作用などについて比較研究を行うことができるようになっている。
今後、ボイジャー2号が星間物質中を通過することになれば、
異なる2つの場所で同時に星間物質をサンプリングできるようになる。

ボイジャー1号・2号は電源としてそれぞれ原子力電池を3個搭載し、
プルトニウム238(半減期約88年)の崩壊熱を電気エネルギーに変換して用いている。
ボイジャーの電力は毎年4ワットずつ減少していくので、限られた電力でいかに運用していくかがNASAの技術者の課題となっている。
運用期間を最大限引き延ばすため、数十年前に作成されたコマンドとソフトウェアの説明文書を調べたり、
退職した元技術者たちからのコンサルティングを受けたりといった技術の継承作業も必要になっているという。

ボイジャーに搭載された観測機器は、2030年までに最終的に停止すると予想されている。
観測停止後も飛行は続き、時速4万8280kmの速さで宇宙空間を移動し続けることになる。
両機には地球の音楽や映像、メッセージなどを収録した「ゴールデンレコード」も納められている。
いつか人類が滅亡した後、これらのタイムカプセルが地球文明の最後の痕跡になる日が来るのかもしれない。

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ロマンだねえ