なんか命令セットアーキテクチャとマイクロアーキテクチャとシステムアーキテクチャの区別がついていない人が多いような気がするので、超長文だけど解説

- 命令セットアーキテクチャ(ISA)
- CPUの命令の形式の仕様(実際の回路ではない)
- ISAが同じなら基本的に同じソフトが動く
- 例: x86、x86_64、ARMv7、ARMv8、RISC-V RVA23等
- マイクロアーキテクチャ
- 命令を実際に処理するCPUのコア回路
- マイクロアーキテクチャが異なればISAが同じでも処理性能は全く異なる
- 例:Lion Cove(Core 285KのPコア)、Skylake、Zen5、Bulldozer、M5のPコア、M5のEコア、Avalanche(M2&A15のPコア)、Oryon、Cortex-X925等
- システムアーキテクチャ
- CPUのコアやメモリへの回路等を組み合わせて構築されたシステム回路
- コアやメモリや周辺回路のどう組み合わせるかの部分なので、異なるとコア数やメモリ容量、メモリ帯域等が変わり、システムとしての性能に大きく影響を与える
- Core、Xeon、Ryzen、EPYC、Apple Aシリーズ、Apple Mシリーズ、Snapdragon、Cortex-A、Neoverse等 (注:だいぶ雑な分類)

Ryzen 9950X3Dなら、ISAがx86_64、マイクロアーキテクチャがZen5、システムアーキテクチャが16コアのGranite Ridge
EPYC 9755ならなら、ISAがx86_64、マイクロアーキテクチャがZen5、システムアーキテクチャが128コアのEPYC

A18Proは、ISAがARMv9.2-A、マイクロアーキテクチャがM4のPコアとM4のEコア、システムアーキテクチャがPコア2Eコア4のAシリーズ
M4は、ISAがARMv9.2-A、マイクロアーキテクチャがM4のPコアとM4のEコア、システムアーキテクチャがPコア3~4、Eコア4~6のMシリーズ

Core UltraとXeon、RyzenととEPYCの違いが、A18ProとM4とM4 Maxの違いに対応し、コア数やメモリ容量やメモリ帯域の違いに反映されている
逆にA18ProとM4とM4 Maxは同じISAで同じマイクロアーキテクチャなので、動くソフトも同じだし、同じ周波数ならコアの性能も全く同一

同じARM ISAでも、Apple AvalancheとQualcomm OryonとARM Cortex-X925は全く別のマイクロアーキテクチャで性能は全然違うから、きちんと区別しないとダメ
ARMとRyzen 9950X3Dの性能比較とかは対応関係がわかっていないバカのすること