「愛が人を昇華する」なるテーマは擬似モチーフ。観念的にどこかひ弱。虚弱です。陳腐と言える。言うべきです。それが大人の嗜み。そんなことは表に出すことでもないからです。密かに嗜むこと。
今般にあたり、事が事ですから、間に合わせ、状況を濁す。茶化すより否定。冷やかしされていい気になるよりましです。イザコザの原因。
まして、この世が控え目でも、肯定的に迎え入れる‘柄’でもない。だからこそ、むしろジョーのその実与り知らない事態を、彼の‘立ち位置’で、過剰で過激にした。
 
つまりは、正吉以下で成りたつこと。だから、それを証拠にジョセフで‘昇華’させている。ジョセフで‘風刺’している。
陳腐と言っているわけでもない。例えです。 苦笑い ジョーの、‘この立ち位置’で‘気狂い’を、‘エクストリーム’を起す。ジョーに拘りがあるか分からない。
本能的なまでの欲求。一つのトラウマです。積り積もった情動の捌け口を求めているが故。ジョーが持つ区別は理念型。
それを‘近似された世界に’求めている。現実にはいないわけです。彼が求める理想形は。
表向き形は再現なくなります。つまりは、やがて他者を遮断することになります。どこか他に価値感の昇華を求めることになります。

ジョーの内面が個人的な側面と群としての務とを分けるほどに、二律背反してはいないわけです。
ヨーロッパ地区が実は被害妄想なまでの大局的な観点から組織立ちを示しているように見える。だから、退避ポットのシークエンスで助けたわけです。
邪魔とも言える。彼らの祭りですから。引き継ぎの手続きが芽生えている。ホンやエバと同じ。再生化の能力ですから。
永劫回帰を内実させていたかもしれないです。
 
それは著者の批判の‘観点’。隠れた‘観測’。「玩具にするべきことなのだろうか?」と疑問を持つこと。
ヨーロッパ地区が‘一見’排他的な態度を示すことも‘風刺’です。あらぬ事態が起きたがためです。
そこの地区が讒言・誹り・ウソ偽り・捏造で、侵入を喰らったがためで、不埒を取り締まることを‘メタファー’としている。
希釈化させること。事の悪ノリを起す程のインパクトがあったが故の。その到る所、政治的な憶測が禁じ得ない。