(>>291の続き)

 ――舛添都政の中核は外交で内政は置いてけぼりにされたように見えます。
 あれほど、都市間外交をする必要があったんですか。

「内政でもあらゆる課題に取り組んだんですよ。それでも都市外交を重視した
のは、現代は国家間競争ではなく都市間競争の時代だからです。東京はパリや
ロンドン、ニューヨークなどの世界都市と、ヒト、カネ、ソフトを競い合って
経済や暮らしのレベルを向上させなければならない。同時に、共通の目的に
都市が手を結び、国家の誤りに協働で立ち向かわねばなりません。例えば
気候変動問題には、首長の間で盟約を結び、国際的な取り組みを進めています。
米トランプ政権は温室効果ガスをめぐるパリ協定に否定的ですが、こうした
動きに立ち向かうのも世界都市の役割になってきたんです」

  (続く)