>73歳 外岡立人(北海道 医師 http://blogos.com/article/264779/ )

●マスク一色の病院、患者に失礼だ====インフルエンザが流行しだしたせいか、病院の受付職員、
薬局の薬剤師などにマスクの着用が目立ち始めた。患者からのインフルエンザ感染を予防する目的で
そうしているのだろうか?普通のマスクの着用にインフルエンザの予防効果がないことは、国際的に
公衆衛生学上の常識だ。米国をはじめ保健機関のインターネットサイトでは、予防法として紹介していない。

 マスクは、発病者の咳やくしゃみの飛沫で周囲を感染させてしまうことを防ぐには有意義とされ、いわゆる
「咳エチケット」の一手段だ。もっとも、発病者は基本的には症状が消えるまで外出は控えるべきであるが。

 2008年に新型インフルエンザが流行した際、日本中がマスクだらけになり、欧米の報道機関は奇異な光景と
して写真を掲載していた。病院や薬局などでスタッフが軒並みマスクを着用して対応にあたるのは、医学的に意義が
ないばかりか、いたずらに不安をあおり、相手にも失礼ではないか。

 咳エチケットをやさしく図解する大きなポスターを貼る方が、有意義で患者にも優しい対応といえるだろう。

(2017/12/13 朝日新聞 声 東京)===== http://digital.asahi.com/articles/DA3S13270562.html?ref=pcviewpage

「日本ならではの光景」のどこがいけないのか?