毎日新聞 みんなの広場 2018年8月14日(火)

「75日」過ぎるのを待つ人々
無職 北村 かずゑ73(熊本市東区)

 子どもの頃、日本中がそうであったように、我が家は貧しかった。
しかし「貧乏は恥ずかしいことではない。しかし、誇りや良心に反して生きるのは恥ずべきことだ」
と両親は口癖のように諭した。

 昨今の政界、スポーツ界を見ていると、模範となるべき「長」と付く人々の言動からは、
毅然とした倫理観、品格は、みじんも感じられない。誰が考えても矛盾している明らかなウソ
としか思えないことでも、ケロリとして強弁・詭弁・言い逃れを繰り返し、国民が諦め、
記憶の薄れる"75日間"を待つというわけだ。

 自民党の総裁選も近づき、大臣になりたい、冷遇組にはまわりたくない面々は、
我先にと安倍晋三氏支持を表明。日本の国や国民のために、今、議員として何をなすべきか
全く考えないのだろうか。

 貧しくて、高等小学校にも進めなかった父の方が、はるかに気高い精神・考えを持っていた。
今や、日本人の倫理観は覆ってしまった