毎日新聞 みんなの広場 2018年8月15日(水)

県民守ろうとした翁長知事
無職 福田 純59(松江市)

 8日夜、テレビのニュー ス速報で、沖縄県の翁長雄志知事が67歳で亡くなったことを知り、
がくぜんとした。沖縄県民でない私が翁長知事に感服していたのは、在日米軍基地が集中する
沖縄県の県民の安全を、身をていして守ろうとした政治姿勢にある。

 政府が進める天間飛行場の名護市辺野古への移設計画。国策として進められる米軍基地の
移転工事を沖縄県という一地方自治体が止めようとすることなど通常、とてもできないことだ。

 しかし、翁長知事はあらゆる法的な手法を考え抜かれ、移設工事を阻止しようとされた。
その姿は、たとえ「蟷螂の斧」であっても、「オール沖縄」の思いで一歩も引かないという
固い決意を表していた。

 その翁長知事が亡くなったことで、沖縄県の民主主義や住民自治の灯が消えるようなことに
ならないよう願ってやまない。これまでの翁長知事のご労苦に対してねぎらいの言葉を
お贈りするとともに、ご冥福をお祈りしてやまない。