京都新聞「窓」2018年9月2日

総裁選堂々と 訪ロは姑息    草津市・小寺 匡(無職・76)

 今月20日投開票の自民党総裁選期間中に、安倍首相のロシア訪問が
計画されていると聞く。選挙期間に候補者が外遊するとは摩訶不思議で、
自分が不利益を被らないように持てる権力を使う安倍首相の卑劣さを感じた。
政治は生き物であり、外交も最適な時期があると思うが、9月の総裁選は
以前から決まっている。

 約5日間の離脱は、総裁選で論戦を避け、短期決戦に持ち込む作戦であろう。
国のかじ取り役を選ぶ大事な選挙を軽視しているとしか思えない。姑息な手段は
やめるべきであり、候補者同士が公の場で正々堂々と論戦を繰り広げるべきだ。

 安倍首相は以前、「美しい国づくり」とつかみどころのない抽象的な表現で
国民をけむに巻いた。森友、加計学園問題や、昨今続く政官界や企業の不祥事などは
美しい国とはほど遠いものだ。願わくば日本を洗濯できるリーダーの出現だ。

 その条件は何事にも毅然とした態度で臨み「正直・公平・謙虚・丁寧な政治をする」
ことではなかろうか。