9月2日(日)朝日新聞東京版朝刊「朝日歌壇」より(※は選者)

今週の基地外短歌

  沖縄にすべてを捧げ身を削り痩せ衰へて知事逝きましぬ      (入間市)有賀政夫    ※佐佐木幸綱

  辺野古への果たせぬ思ひ抱へつつ旅立つ知事の無念晴らせよ    (東京都)近藤千恵子   ※佐佐木幸綱

  いつまでも本土の捨て石ではならぬ気骨示して翁長氏逝きぬ    (三原市)岡田独甫    ※高野公彦

  生前の交流あれば悲しみにゴルバチョフ氏は知事を悼みぬ     (町田市)高梨守道    ※高野公彦

  翁長さん逝くとうテロップ流れれば娯楽番組ニュースに変える   (銚子市)小山年男    ※永田和宏

  平成の最後の夏を選びしか八月八日翁長知事死す         (横浜市)滝妙子     ※永田和宏

  「わたしたち」と言ふ時そこに沖縄を含めていたか翁長知事逝く  (神戸市)田中陽子    ※永田和宏

  辺野古「NO!」ボード掲ぐる七万に翁長雄志は「帽子」を遺す  (東京都)荒井整     ※永田和宏

  「翁長さんがんばつたね」と文太さん基地なき島へ想ひのこして  (高松市)島田章平    ※永田和宏

  核兵器禁止条約に署名せぬ国にヒロシマ・ナガサキはある     (柏市)菅谷修      ※高野公彦

  首手足を切断されし胴体に目立つ外傷は無い、という記事     (近江八幡市)寺下吉則  ※永田和宏