毎日新聞 みんなの広場 2018年9月20日(木)

居場所確保が目的の総裁選
無職 古谷 仁平75(茨城県龍ケ崎市)

 ここ4、5年の経過の中で、政治家の言葉が本当に軽くなったと思う。
心に響く言葉がない。

 自由民主党の次期総裁(事実上次の首相)が20日、党内選挙で選出されるが、報道されているそれぞれの政治家のコメントなどを散見する限り、その内容の薄さにがっかりさせられている。
選挙に協力しなければ徹底的に干し上げる。
相手候補を応援するのなら辞表を書け――など、おおよそ自由で民主的とは思えない言葉が、次から次へと報道されている。
総裁選後の自らの居場所の確保がすべてのようで、国民の願いとは大きくかけ離れていると思う。

 今、国民が真に求めていることは、膨大な国の借金をどうするか。
災害が頻発する中での原発の安全性は。
使用済み核燃料の処理をどうするのか。
福島原発事故の汚染水処理は。
沖縄県民の心の痛みを減らすには――など数え上げたらキリがないと思う。
与野党の垣根を越える覚悟で政治をやってほしいと思う。