「生徒も夏休みの予定が大幅に狂ってしまったことで不満はあったと思います。
でも、甲子園での応援やその練習を休んだ生徒は過去に出場したときも含めて、ほとんどいなかったと記憶しています。
しかし、その年は私のクラスだけでも2人の生徒から『休ませてほしい』との申し出がありました」

なかでもN美さんという生徒は夏休み中の海外短期留学を控えていたそうで、地区予選決勝で学校が勝った直後に相談を受けます。

◆「応援不参加を認めないならネット上で告白する」と保護者

「学校はプライベートな理由での応援不参加は一切認めておらず、その旨を伝えました。
個人的には留学を優先させてやりたかったですけど、例外を作ってしまうとそれが前例となってしまい、応援に行かない生徒が続出するとの懸念からです。
ただ、彼女が涙目になっているのがわかり、それがとても心苦しかったです……」

すると、翌日にN美さんの母親が学校を訪問。短期留学を優先させたいので応援不参加を容認してほしいと頭を下げられましたが、前日と同じ対応をせざるを得なかったとか。

そんな態度に業を煮やしたのか、母親は「今、中止にすると高額なキャンセル料が発生します。
留学を認めないというならキャンセル料を学校が代わりに払ってください」と迫ってきたそうです。