花田紀凱の週刊誌ウォッチング (877)なぜ、細田議長ばかり狙い撃ち?
2022/06/12 09:00

細田博之衆院議長(矢島康弘撮影)c 産経新聞 細田博之衆院議長(矢島康弘撮影)
読者の紙離れはいよいよ深刻だ。
日本ABC協会(Audit Bureau of Circulations=新聞・雑誌部数公査機構)が発表した2021年下期(7~12月)の雑誌実売部数。公表した108誌中、前期、前年同期比ともにプラスだったのは18誌のみ。
『サンデー毎日』と『ニューズウィーク日本版』はついに掲載を止めた。
①『週刊文春』25万2453
②『週刊現代』18万0873
③『週刊新潮』14万9915
④『週刊ポスト』14万0873
⑤『週刊大衆』8万0461
⑥『週刊アサヒ芸能』4万9209
⑦『週刊朝日』4万6601
⑧『AERA』2万8712
『週刊現代』『週刊ポスト』などは経費削減のためだろう、毎週出していないから(本来なら半年で24~25回のところ『週刊現代』は17回、『週刊ポスト』は19回)、もはや週刊誌とも言えない。
奮起を望みたい。
と思いつつ各誌をチェックするのだが総じてツマラナイ。
給付金詐欺に関しては『週刊文春』『週刊新潮』(ともに6月16日号)が取り上げているが、『新潮』、社会学者の西田亮介氏(東京工業大学准教授)が手厳しい。
〈「コロナ禍でも母子家庭などの生活困窮者に対しての支援は十分でない一方で、企業や個人事業主には2年にわたり現金が給付されています」〉
過去の災害時にも企業への現金給付はほとんどないとした上で、
〈「欠陥の多いザル政策」〉〈「いま公にされている詐欺の被害金額も氷山の一角」〉とバッサリ。
『ニューズウィーク日本版』(6・14)が「プーチンは癌で余命わずかという機密情報」。
〈情報源は、国家情報長官室(ODNI)と国防総省情報局(DIA)の幹部、そして空軍の元幹部〉というのだが、読んでみると推測の域を出ない。
『文春』、今週も細田博之衆院議長批判。昨年の選挙で、市議などに少額の労務費を払っていたことを「違法買収」と居丈高だが、なぜ細田議長ばかりを狙い撃ちにするのか。
(月刊『Hanada』編集長)