6月20日

プロ野球・読売巨人軍のファンらしいスポーツ担当の同僚は最近、阪神タイガースのことが気になって仕方がないという。ようやく阪神の魅力が分かってきたようだ。開幕9連敗と出遅れたもののセ・パ交流戦は12球団中2位で、優勝も見えた。

▼とは言い過ぎか。先日行われた親会社にあたる阪急阪神ホールディングス(HD)の株主総会では、キャンプイン前に早々と今季限りの退任を表明した矢野燿大(あきひろ)監督に「社会的常識がない」との指摘や「次は誰か」気になって今年の野球に集中できないと、熱いファンからの苦言が相次いだ。

▼そんな風に日本の行く末を心配する人はどれほどいるだろうか。今月22日に公示が迫った参院選をテーマにしたテレビ朝日系「朝まで生テレビ!」に上司の乾正人論説委員長が出演するというので週末に飲みに行かず「観戦」した。

▼簡単に内容を紹介すると、まず政党要件を満たす9党の若手論客らが最も訴えたい政策を各30秒で話したが、ツッコミ役のわが委員長はこれでは「9党どこにも(票を)入れたくないね」とバッサリ。見ていた家人は「こんな人が上司なら、大変だ」とあわれんだ。

▼なぜ賃金が上がらぬか、わが家にも関心ある問題も議論されたが財源を含め各党、決定打に欠けた。冒頭、司会の田原総一朗氏が注文した「野党が自民党にガーンと争点をぶつける」まではいかず。

▼肝心の外交・安全保障のテーマでは、ロシアのウクライナ侵略という現実を目にしても、野党の一部が「対話による平和」に偏るほか、憲法改正したら日本が戦争に巻き込まれる―といった妄言をまだ吐いていた。それが改めて分かっただけでも起きていたかいがあったか。委員長、ちゃんと見ましたよ。