花田紀凱の週刊誌ウォッチング (876)細田議長のセクハラ問題、何週も取り上げるネタか?
先週も書いたが、細田博之衆院議長のセクハラ問題、『週刊文春』が何週にもわたって取り上げるネタか。
今週(6月9日号)は「『誰も実名で話さないだろ』 細田セクハラ議長 女性記者に『圧力電話』」。
そんなに嫌だったら、まして女性記者という立場なら、その場でハッキリ断ればよかったのだ。
『文春』は朝日、産経が社説で取り上げた、援軍来たれり、と、朝日幹部の話を紹介している。
〈「そのことは、複数の同僚が本人から聞いている。だからこそ、セクハラ報道は事実だとして、自信を持って社説を出せたのです」〉
おかしくないか、朝日。
本人から聞いた時点で、朝日は細田氏に問いただしたのか。なぜ、その時点で記事にしなかったのか。なぜ社説で書かなかったのか。
大手紙、民放などにもセクハラ被害について聞いたところ、〈取材先からのセクハラには厳しく対応するという趣旨の回答も目立った〉という。
このところ健康記事や老人記事が増えた『週刊新潮』は今週(6月9日)もワイド特集で逃げたが、これといったネタなし。
2大週刊誌がこんな状態だと、やっぱり頼りになるのは『ニューズウィーク日本版』(6・7)だ。
なぜか毎日新聞、NHK以外はあまり取り上げていない「新疆ウイグル自治区流出文書」もちゃんと押さえている。
「『ゼロ・ウイグル政策』の真実」。
〈大量の顔写真や公文書、演説原稿、収容者名簿――。中国当局のデータベースから流出し、米英独のメディアや国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)によって公表された一連の文書〉は 〈中国政府が新疆ウイグル自治区で「ゼロ・ウイグル政策」を取ってきた〉ことも明らかにした。
〈ゼロコロナ政策と多くの共通点がある。新型コロナも、ウイグル人のアイデンティティーや文化も、共産党から見れば有害なウイルスが引き起こす病気にほかならない〉
文書の内容を詳しく知りたい。
(月刊『Hanada』編集長)