>>362
2004年のイラク人質事件は、よく憶えている。武装集団が人質解放の条件として自衛隊のイラクからの撤退を要求し、メディアは当初、どうのように論じていいのかと惑っているようであった。米国のイラク戦争の大義への疑念、自衛隊を派兵することの是非などが、当時論じられていたからだ。

しかし、ある時期から「自己責任」の大合唱になり、イラク戦争の大義や自衛隊派兵の是非など吹っ飛んだ。ここが、日本のひとつの曲がり角だったような気がする。確かに、その後、日本社会は一層息苦しくなった。

人質になった若者に「自己責任」を求めた政治家は、その後、米国のイラク侵略や、それに賛同した日本政府の責任を問うただろうか。