>>603 (耕論「沖縄への基地集中に思う」)

マイク・モチヅキさん 米ジョージ・ワシントン大准教授   軍事的合理性なく不健全

在日米軍基地(専用施設)の7割を沖縄に集中させる必要性は、戦略的にありません。1950〜
60年代に日本本土で反基地運動が激化し、日米両政府が協力して沖縄に本土の駐留米軍を
移しました。それが今まで継続しているのです。

軍事的にはナンセンスとさえ言える。日本全土が中国のミサイルの射程内になっていることで米軍は
兵力の分散を進めています。在沖米軍の6割を占める海兵隊は思い切って削減できるはずです。
近年、海兵隊は、小さい島々に小規模部隊を分散配備して暫定的な拠点をつくる構想を持って
います。しかし、これは中国のミサイルの標的となる恐れがある。さらに輸送機オスプレイは
平時ですら何度も事故を起こしており、うまく機能するか疑問です。

普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画も、軍事的な合理性がありません。20年以上前の計画
ですが、中国のミサイル能力向上で脆弱になり、かつ滑走路が短くて普天間の代替にはなりません。
北側で軟弱地盤が見つかっており、工事に十数年かけて膨大な税金を使って建設するのは極めて
おかしい。ただ南側はすでに埋め立てているので、コンパクトなヘリポートを建設し、固定翼機
などは他の基地に分散させるのが一番良い妥協策と思います。

(続く)