>>231 (続き)

路線バスの終点から15分ほど歩くと、見渡す限りにたくさんの鉄塔やアンテナが目に入ってくる。都心から約60キロの
茨城県古河市にある公共放送用の八俣送信所だ。戦争中には国策のための宣伝放送を担った歴史がある。今回の発言も
短波ではここから世界に発信された。

戦後にNHKは公共放送として再出発したが、国際放送には独特の仕組みが残った。「国の重要な政策」などについての
放送を政府は毎年NHKに要請しており、その見返りに36億円の国費がNHKに投入される。番組編集にあたっては
「我が国に対する正しいは認識を培」うことが放送法で定められるなど、国内放送にない独自の内容規制もかかっている。

(続く)