>>136 (続き)

戦後80年、今夏の参院選では排外主義的主張が吹き荒れ、外国人への憎悪があおられた。不快な音声に鼓膜が震え、
こみ上げる憤りで横隔膜が震えるたび、なぜだろう、原爆投下から10年後の広島を舞台にした、こうの史代さんの
漫画「夕凪の街」、被爆者である主人公・平野智実のモノローグを思い出した。

 わかっているのは「死ねばいい」と 誰かに思われたということ 思われたのに生き延びているということ
 そしていちばん怖いのは あれ以来 本当にそう思われても仕方のない 人間に自分がなってしまったことに
 自分で時々 気づいてしまう ことだ

外国人差別をばらまく。そこには他者の尊厳を踏みにじり、いまここにある命の営みを否定するという点で、
爆弾投下とどれくらい距離があるだろう?

(続く)