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 ――7月の参院選で、偽情報などを意図的に拡散し、
人びとの意識に働きかける影響工作が海外からあったと思いますか。

Xが凍結したアカウント、情報機関の関与は?

「Xが凍結したのは米シンクタンク『アトランティック・カウンシル』の分析グループが
『親ロシア派の影響工作に利用されている』と指摘したアカウントです。
欧州連合(EU)が接続を禁止しているロシアの政府系メディア
『スプートニク』の発信との関連性が高いこともわかっています。
これらが今回、特定の政党の投稿や政権批判をSNS上で拡散し、
増幅させていたデータがあります。現時点で技術的に関係を特定はできませんが、
欧米で確認された影響工作の例と酷似しています。
断定はできませんが、他国の情報機関の関与が強く疑われると私は考えています」

 ――欧米で確認された選挙への影響工作の事例はどのようなものがありますか。

「この1年に限ってみても、2024年11月のルーマニアの大統領選挙と
25年2月のドイツの総選挙で影響工作が確認されています。
ルーマニアでは、SNSの動画による選挙運動が工作で増幅され、
無名の候補が予備選でトップになりました。ドイツでは、今回の日本と同じような
ボットアカウントによる排外主義的な政党を推す投稿の増幅が観測されています」