>>317 (続き)

 ――とはいえ、国政のトップに初めて女性が就任したこと、それ自体にやはり意味があるのではないでしょうか。

「世界にはすでに様々な女性政治リーダーがいますが、彼女らは『女性だから』という理由で選ばれたのではありません。
また英国初の女性首相はマーガレット・サッチャー(1979年就任)でしたが、私の知る限り、英国のフェミニストで
サッチャー政権を歓迎した人はいません」

 ――高市首相はサッチャー元首相を「憧れの人」と公言しています。

「サッチャー首相は、市場原理主義的なネオリベラリズム改革をした保守革命の推進者です。優勝劣敗の原則に基づく
弱者切り捨ての論理で、福祉を縮小しました。また、南半球にまで軍を送ってアルゼンチンとのフォークランド紛争を
戦った武断政治でも知られます。つまり、強さを追及した政治家でした」

(続く)