>>507 (続き)

 ――二つですか。

「一つが情報機関の設置です。内閣情報調査室を格上げして国家情報局を作るとしており、
自民党内で検討が始まりました。対外向けには、海外でスパイ活動をする対外情報庁、
つまり日本版CIA(米中央情報局)の設置です。自国の情報が漏れることについて厳罰を
科す一方、外国から秘密の情報を取る制度を公式に作ろうとしています」

「もう一つは、外国代理人登録制度です。外国の利益を代表して活動する人が外国代理人と
され、活動内容や資金の出所などを登録して公開する義務を課し、違反には罰則をかける
仕組みです。日本人であっても外国人と一緒に活動していたら、登録するように運用が
拡大しかねません。市民団体でも、海外の市民団体と連携し、資金援助などを受けていると、
外国勢力と見なされて監視の対象となることも考えられます」

(続く)