12月25日(木)朝日新聞夕刊・素粒子

クリスマスの光の街を、母は警察署に走った。嘘であってと祈りながら。
娘、高橋まつりさんの死から10年。「働く事が命を奪わない社会を」と母は闘っている。

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首相の「働いて×5」発言の直後、過労死弁護団は撤回を申し入れた。
時計の針を逆に戻すのかと。その2カ月後の「流行語大賞」。遺族たちは言葉を失った。

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世界の真ん中で咲き誇る人には、見えないのだろうか。「働きたい改革」という言葉の欺瞞が。
世界の端っこからみれば、それは「働かせたい改革」でしかない。