>>814 (続き)

これほど「現れない」首相は前代未聞だろう。新年度予算案をめぐる参院集中審議への出席は
10時間弱。石破茂政権の4分の1。おきて破りの型破り。この国に住まう人びとが必死に
働いて納めた税金をどう使うのか。この国が抱える多くの課題に、どう対処するつもりなのか。
首相たるもの、国権の最高機関である国会で説明し、できるだけ多くの納得を得るよう力を
尽くすのは当然のことだ。イロハのイ、アルファベットならA、そこから始まる。そこからしか
始まらない。

中東情勢の緊迫化は、私たちの生活にどのような影響を及ぼすのか。情報が入り乱れ、日に日に
増す人びとの不安をなだめられるのは、政治リーダーの明確なメッセージしかない。ただし、
そのメッセージとは単なる言葉ではない。思いの乗った、身体性を宿した言葉だからこそ人々に
届き、刺さる。ゆえに政治リーダーは「現れ」なければならないのだ。

(続く)