原発差し止め判決の元裁判官対談 「素直な結論」「危険の本質不変」
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原発運転差し止め判決を地裁で出した元裁判官2人が、滋賀県彦根市で5月17日に対談した。人権を守る裁判所の役割と原発訴訟の見方、裁判官の発想や世論、運動との関連を語った。
彦根市の井戸謙一弁護士(72)と、津市の樋口英明さん(73)。2人の判決は上級審で覆った。
 井戸さんは2006年、北陸電力志賀(しか)原発2号機(石川県志賀町)の運転差し止めを金沢地裁で命じた。政府の地震調査委員会は周辺断層帯の連動による大きな地震の可能性を指摘したが、北陸電は否定した。
 「裁判官は法廷内の主張と証拠だけで判断するべきだ」と井戸さん。わずかな危険の可能性に対しても備えは必要なのに、被告・北陸電の主張では敗訴も仕方ないという素直な結論だったと振り返った。