ランサム集団キリンの中心メンバー、大阪で拘束 識者「活発に攻撃」
2026年10月6日 5時00分

 世界各国の企業などにサイバー攻撃を繰り返すランサムウェア(身代金ウイルス)集団
「Qilin(キリン)」の中心メンバーでロシア国籍の男(28)を日本の捜査当局が
拘束したことがわかった。日本側は2日、恐喝容疑で捜査しているドイツ側に身柄を引き渡した。

 関係者への取材で判明した。今回の措置は他国で起きた刑事事件の身柄の引き渡しに
関するルールを定めた「逃亡犯罪人引渡法」に基づくもの。
ドイツ側から拘束と引き渡しの請求があった。

 キリンは、2025年にアサヒグループホールディングスがサイバー攻撃を受け、
受注・出荷の停止などの被害に遭った事件で、犯行声明を出した。
各国での同様の攻撃に関与しており、日本やドイツなど関係国の捜査当局が合同で捜査している。

 関係者によると、男は24年9月、ドイツ所在の物流会社の端末にアクセスし、
データを不正に入手して暗号化。データを公開されたくなければ16万5千ドル(約2600万円)
相当のビットコインを支払うよう同社に要求し、脅し取った疑いがある。