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プラモデルで人を感動させる

 61歳で、コールセンターに勤めながら製作代行を始めた。
最初の依頼は「父が若いころに乗っていた車を再現してほしい」という男性からのものだった。

 手がかりは古い写真一枚だけ。
「ハコスカ」と呼ばれる日産スカイライン2000GTを、高性能版のGT-R風に改造した車だった。
市販キットを組むだけでは写真の姿にならない。
小澤さんは当時のカタログを探し、フェンダーの形などを直して完成させた。

 息子から作品を贈られた父親は泣いて喜び、
「俺が死んだら、この車も一緒に墓に入れてくれ」と頼んだという。

 「あれはうれしかった。自分が作ったもので、こんなに人を感動させられるんだって。
今も原動力になっている」