夕刻の陽射しが木々の葉の間を縫って、窓から黒染めの布地をゆらゆらと照らしていた
全身が映るような大きな三面鏡の前に、二人の少女が前後に並んで映っている
三上家の一人娘、千織は漆黒のメイドドレスに身を包み、その着付けを九条璃雨が手ほどきしている
フリルの付いた清潔感溢れる純白のエプロンを締め
千織のトレードマークとも言える赤い耳のヘアバンドに重ねるようにカチューシャを付ける
白と黒と赤、それに気品を感じさせる輝いた金髪はそれぞれ対極を成しながらも調和を形作っていた
お美しい、璃雨は慕情の念を激しくした
璃雨は従者ながらも、常に千織の側に控えていた身であった
姉のような存在では満足に至らず、その体の殻を突き破り、心まで共に一体でありたいと願うようになった
抱き締めてしまった、その衝動のままに、小さな体を、ぎゅうと
親鳥が雛鳥をその羽の内に隠すように、それは否が応にも、その体温を鼓動を千織に伝えた
千織は察していた、璃雨の情動を
メイド服とは従者の象徴であり、それは使える主とは一線を画すためのものであった
そこに絶対の身分の隔てを表すものなのである
しかし今の千織の姿はどうだ、まさしく同身分のそれではないか
押し殺してきた璃雨の想いが、この隔てが取り払われた事で歪に弾けてしまったのだ
頭を垂れ気味に抱き締め続ける璃雨に対し、千織は頬を摺り寄せた
璃雨の控えめなルージュの唇に、千織はそっと口付けをした
互いの体温が唇を通じて、電気が走るように全身へと駆け巡った
璃雨の舌と千織の舌が交差する、互いの粘膜を味わうように、互いの口腔を舌が探る
その感触は脳神経に届き、全身に快楽を分配した
鼻、目、耳、首、うなじ、背筋、乳首、水月、下腹部、陰唇、太腿、ふくらはぎ、踵、爪先
自分の体が蕩ける感覚が支配する、せっかく着付けたメイド服の隙間から璃雨の指先が侵入する
千織の体は、もはや全てを受け入れる用意が整っていた、純白の下着が徐々に湿り気を増した

「・・・あ、花さん。舞も少し同人小説を書いてみたんです。良ければご指導をいただきたいのですが」
「ええ、いいですよ。・・・うん、なかなかいい感じだと思います。この後はどうなるんでしょうか?」
「はい、マッチョな忍者衆が突入して極太ちんぽでめちゃくちゃに凌辱されます」
「草です」