一萬 二萬 四萬 六萬 二筒 四筒 七筒 二索 二索 三索 東 北 白 中ツモ 一萬ドラ
東4局・西家・1巡目の手牌 ▲9000点

ここからの一打が、オタ風の北
第2ツモ七萬と来て三元牌の白
第3ツモ九筒と来て三元牌の中
第4ツモ五索と来て場風の東
そして手牌は………

一萬 二萬 四萬 六萬 七萬 二筒 四筒 七筒 九筒 二索 二索 三索 五索
配牌と比べてどうでしょう?
進んでいるのかいないのか、いかにも中途半端な手格好をしているように見えるのは、私だけでしょうか。

これ、ある若手プロの後ろで見ていたときの話で、最近よく目にする光景でありまして、私どうも消化不良に陥ってしまうのです。

この打ち方が悪いとは言いません。
それぞれが関連する数牌なので、第四打を終了した時点で、ロスの無い手組みになっているように見えます。
でも……無機質に並べられている字牌たちを見ていると、私、哀しくなってきてしまうのです。

孤立数牌は、シュンツになりますが、孤立字牌はシュンツ化できないものですから、機能的に数牌より利便性に欠け、不要牌を整理する序盤では捨てられやすい存在になっているのは紛れもない事実です。

でも……だからと言って、パッパパッパとベタ切りをしてよい牌なのか?今一度考えて欲しいなと強く思うのです。

字牌には、風牌と三元牌があります。そして風牌には、自風牌、客風牌、場風牌の3種があります。つまり、字牌は4種のグループに分かれて存在している牌なのです。
そして、字牌は常にポンされる宿命を背負って存在しています。

ポンされるということは、そのポンが発生した時点でツモ筋がズレるということになります。
下家にポンされれば、自分のツモは下家に流れ、新たに上家のツモが流れてきます。トイメンからポンの声がかかれば、物々交換をするかのように、トイメン同士のツモ筋が入れ替わります。

そんなこと考えてたらキリがないじゃないですか、それに必然的に起こるポンに神経を尖らせたって、防ぎようもないのだから、意識するだけ損なのでは?と反論されそうです。

でも……もっとマージャンを知りたいと思う人は、字牌たちが訴えかけてくる〈声〉に耳を傾けるべきでは?と私は考えているのです。だって字牌たちは数牌と違って、とても神秘的な牌たちなのですから……