ひと目みて私は「これはアカンな」と思った。
 やっぱり杉村は「麻雀打ちとしてアカンやつだった」のかもしれないし、これにもやはり「家庭の事情など何かしらの原因」があったのかもしれない。
 私はSNSでチンパンジーのように騒ぐ人類の姿をした者たちのように、簡単に「真実はこれだ!これに違いない!」というのを決めつけられない性格なので「分からないけど」という前提でしか考えないが、とにかく「良くない牌譜」が残るのは麻雀打ちとしては致命傷になる。
 それだけは間違いないから「これはアカンな」と思ったのである。

 杉村はおそらく、もうプロ麻雀界に残れるとは思っていないだろうし、復帰するなどという虫の良いことは考えていないだろう。
 だが、プロ雀士として今後もやっていきたい人が「良くない牌譜」を残してしまった際には「その後の対処」が重要である。