歯周病菌が大腸がんに関係している!?

最近になって、大腸がんに歯周病菌が関係していることが分かりました。その細菌は
Fusobacterium nucleatum(フソバクテリウム・ヌクレアタム:F.n.)という口腔内の常在菌の
一種で多くの人が持っている菌です。F.n.は悪臭(口臭)の原因となる酪酸を生み出す菌で、
歯周病の原因菌とされています。

2012年以降、F.n.が大腸がんの病態や予後に悪影響をおよぼすという報告例が増え注目されて
いました。そして2018年に横浜市立大学の研究チームが、大腸癌患者の患部組織と唾液からF.n.を
分離・解析した結果、4割以上の患者で癌組織と唾液に共通した菌株が存在していることを
発見したのです。まだ現時点では移行・感染ルートなどが不明で詳細の解明が課題ではあるものの、
研究で得られた知見からは大腸がんの簡便な診断法や新たな治療法、予防法に繋がる可能性が
見出されたということです。
https://www.yokohama-cu.ac.jp/amedrc/news/20180622Higurashi.html