今日も昼休みが訪れた。ぼくは、事務室の隅っこで、おもむろにGeminiを開き、予定を記入したり文書を書いたりする。パチパチと言う小気味よいタイプ音に、ふと誰かが気付き、そして近付いて来る。
「それはなんだい?」
そこで、ぼくは応えるのだ。
「いや、キーボードが付いているだけの、ただのAndroid端末ですよ」
彼は、「そうなんだ……」と小さく呟くと、羨ましそうな目をして去って行くのだ。

このスタイリッシュなGeminiを手にしてから、ぼくの日常に、そんなこそばゆい一場面が付け加わった。