>>290
熱対策製品「クールスタッフ」
https://www.okidensen.co.jp/jp/prod/other/cool/

上記サイトの能書きにもある通り、デバイスから移動させたい熱の放射先や移動先は空気や筐体だったりするわけで、
>>283がいうAnker65W充電器に対する対策はその運用法によって大きく異なってくる。

相応の大きさのアルミヒートシンクを貼り付け適度なエアフローを与えるのが最も効果が期待できそうだが、持ち運びには不適だ。
日常的に持ち歩くならクールスタッフを貼り付けるのが実用的になる。

自身の発熱によって動作停止が発生しやすいアクションカムだと、激しく発熱するGoProのカメラセンサと処理チップからの熱を、
CAM本体を外部マウントに固定するためのプロングが取り付く金属製部材との間に、ハーネス状のクールスタッフが使われている。
導通は無く電気信号のやり取りも無いが、熱電子だけは通す仕掛けだ。

筐体部でヒートシンクとしても機能するアルミダイカストブロックを持つ構造のアマチュア無線用のハンディートランシーバや
広帯域受信機でも同様の実例がある。RF界隈では熱の問題と不要輻射の問題などを限られたスペースとエアフローで
同時に解決する必要があり、そのあたりはUSB充電器でも各国の基準を満たす必要があるのだけど、基板上のSGやFGと
電気的に導通している鉄や銅素材のシールドBOXの上にクールスタッフを貼り、さらにその上からEMC対応部材として
不要輻射を吸収するシートを貼るという実装がある。

無線機内部には様々な素子で構成された発振器やフィルタがあり、それらからの不要輻射をブロックごとに封じるため、
多くのシールド部材が使われている。その内部はは閉じた空間なので熱の多くは基板から逃げていくものの、閉じ込められた空気は
発熱する素子や基板などにより暖められ、かつ空気自体は断熱材としても作用するのでシールド部材も熱くなるからクールスタッフを
貼って熱放射を促すが、クールスタッフ自体は電気的に浮いた状態なので容量の小さなコンデンサとなり、そこからの不要輻射を
封じるために細かいメッシュ状のシールドガスケッをトEMC対応部材としてさらに貼り付けている。

イチケンは65WクラスのUSB充電器を分解して、内部に充填されていたTIMを全部撤去してその重量も計測しているけど、
ほじくり出したTIM抜きでもちゃんと組み立てれば動作するんじゃないかな?つまり、エアフローが皆無だった充電器内部に
隙間を作り、全体を強制空冷すればCIO製品も定格通りに動作するかもしれないが、そんなバラック状態では家庭内で
常用したり、持ち運び運用なんか危なくて出来ないものになる。

結局のところ、商用ACを直接取り込む筐体は厳しい条件をクリアした樹脂しか使えないし、それは同時に断熱材でもあるから、
密閉された内部の熱を外に放射する素材としては不適だということになる。