日本沿岸などに生息するクラゲ「カミクラゲ」がキュウリのようなにおいを出していることを、東京海洋大の永井宏史教授らが発見した。このにおい成分には、昆虫や細菌を寄せ付けない作用があり、においを利用して身を守っている可能性があるという。論文が日本水産学会の学術雑誌に掲載された。

 永井教授らは、東京湾で採取したカミクラゲをすりつぶしてにおいの成分を取り出し、分析した。その結果、においを生み出しているのは、キュウリにも含まれ、抗菌作用などがある「ノネナール」と「ノナジエナール」という二つの物質であることがわかった。

 クラゲの毒を研究する永井教授は、東京湾で研究用のクラゲを採取した際に、偶然捕れたカミクラゲから、他のクラゲにはないキュウリのような独特のにおいがすることに気づき、研究を始めたという。

■キュウリと同じにおいがするカミクラゲ
https://www.yomiuri.co.jp/photo/20190130/20190130-OYT1I50027-N.jpg

読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/science/20190130-OYT1T50085.html