アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のディレクターであるウイルス学者のロバート・レッドフィールド氏が、2020年後半に起こる可能性がある新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第2波は2020年3月からの第1波よりも深刻なものになるとの考えを示しました。

Second wave of coronavirus: Winter outbreak is likely to be more devastating, CDC director warns - The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/

CDC director Robert Redfield says potentially worse second wave of coronavirus could come this flu season - CBS News
https://www.cbsnews.com/news/coronavirus-second-wave-cdc-director-robert-redfield-warning-flu-season/
https://i.gzn.jp/img/2020/04/23/coronavirus-second-wave-cdc/000.png

The Washington Postの取材に対しレッドフィールド氏は「アメリカが次の冬に経験するだろう新型コロナウイルスの流行は、私たちが今経験しているものよりも深刻になる可能性があります」「インフルエンザと新型コロナウイルスの流行は同時に起こるでしょう」と見解を述べました。

インフルエンザの流行は通常、秋から冬にかけて始まり、12月から2月までのピークの後、終息していきます。2019年〜2020年冬のインフルエンザは活動性が低く、4月時点では既に終息しています。なお、2018〜2019年のインフルエンザシーズンにはアメリカで3550万人が感染し、49万600人が入院、3万4200人が死亡したと推定されています。

ジョンズ・ホプキンズ大学のデータによると、アメリカでは2020年1月に新型コロナウイルスの感染者が発見され、これまでに82万人が感染、1万4000人以上が死亡しています。また、パンデミックにより多くの地域で医療に負荷がかかり、防護具の不足と人工呼吸機のような医療機器の争奪戦が発生しました。COVID-19とインフルエンザが同時に起こることで、より深刻な事態になると考えられているわけです。

アメリカ食品医薬品局(FDA)の委員を務めホワイトハウス・コロナウイルス対策本部で活動するステファン・ハーン医師も、レッドフィールド氏の見解について「可能性はある」としています。ハーン医師は、COVID-19患者を見つけ出し、すぐに適切な検査を行う監視メカニズムを作り出す計画を立てていると述べました。

なお、トランプ大統領は外出制限に対してデモを起こした州に対して「解放せよ」とTwitterに投稿しましたが、これについて尋ねられたレッドフィールド氏は「役には立たない」と答えています。

https://gigazine.net/news/20200423-coronavirus-second-wave-cdc/