将来構想​
日本がアメリカ主導の月軌道プラットフォームゲートウェイへ参加することを受け、
従来の国際宇宙ステーションよりも遠くに物資を運搬する必要が生じた。

補給船には月へ向かうだけの推進剤を余分に積む必要があるため、
従来のH3とHTV-Xの運搬能力では2回に分けて打ち上げる必要があり、
軌道上で合体させて月へ向かう形になる。

これらをまとめて1度に打ち上げほうが効率的という観点から、
三菱重工は2019年11月にH3ロケット増強型の構想を明らかにした。
第1段を3本束ねたような形状で打ち上げ能力を約2倍にすることが構想されている。

しかし開発費だけでなく射場の改修費用なども必要になるため、
従来の運搬能力のまま打ち上げ回数を2回に増やしたほうが安価に済むことから、
増強型の実現には月軌道プラットフォームゲートウェイ以外においても
大型ロケットの需要を増やす必要があると考えられた。