量子力学の核心は、実現準備性のための複合擬似実体が潜在する。 

量子力学の核心を説明するなら、シュレーディンガーの猫が相応しい。 この思考実験では猫の生死が確率1/2で決定する
過程で、人間の観測が猫の生死を確定するのかという問題と、実験開始から猫の生死混在が確定する迄は、その生死混在
には何らかの実体性を持つのかが問題になる。 それでは何故ミクロ領域では、このような不可解さが存在するのだろうか。

これは投稿者がかなり以前から指摘しているが、結論から言えばミクロ領域においてこのような “ 複合する現象可能性 “
が存在するのは、宇宙のマクロ構造の運動決定性に拮抗する、多様的自由度が存在するからこそ、人間のような小規模構造に
も自由意志による自律性が生じると考えられる。 人間の思考や意志決定には、自由意志という多くの選択可能性が伴っており、

ミクロ域によって成立する、複合する選択可能性は人間の自由意志を成立させる

人間の思考から生じるイメージ ・ 想像性によって可能になると思えるが、唯物物理は人間のイメージ生成すら説明出来ない。
この思考上のイメージ生成は、人工知能にいかなる指令様式と機械構造を与えても不可能であると思われる。 このミクロ領域
の複合する選択可能性は、多くの選択肢からの自らの一つの選択という、明らかに生物一般の自律性の根源でもある。

夢 ・ イメージ ・ 意識の生成は物質過程か

それはこのイメージ生成はマクロな物質過程では無いと思われるからだ。 外界の直接認識にはイメージは含まれない。 
ここにパズルの知恵の輪があり、それを解く課題が与えられた。 解答者は試行錯誤を繰り返しながら知恵の輪の形状を
“ 想像イメージで変形 “ させて要点を探す。 この “ 想像イメージによる変形 “ は非現実であり疑似現実である。

唯物物理は人間のイメージ生成すら説明出来ない。

これは人工知能にはできない。 人工知能に形状変形のプログラムを与えても、そこから出力された変形像は機械出力の
結果であり、そこには人間のイメージのような変幻自在の柔軟性は無く、変形像を自らが生成す自律性も元々無い。
しかしそれなら人工知能も素材は原子分子で構成されるから、自然のミクロ域と連動してイメージ生成は可能、との指摘も

あるだろう。 ただ人工知能の素材は人工物であって、人間の生物的脳構造とは大きな差異があり、生物の構造一般は自然が
産出し構成した要因が含まれているのかも知れない。 上記した意味は、人間の脳構造だけではなく生物を構成する微細な
原子分子は、単なる物質の小片ではなくその微細域には、その構成と成るような “ 自然全体の生成参加 “ が含まれている
可能性がある。 恐らくこれは脳の領域を超えた “ 非局所作用 “ であり、唯物物理の限界を一言で表す。