自然数を含むある程度複雑な体系は、
その中側の論理では正しいとも正しくないとも判定できない命題が
幾らでも存在する、という超数学の定理があるようですから、
ましてや物理現象なんて、正しいとも正しくないとも判定できない
理論だらけじゃないでしょうか?完全に解決されるということは
ないんですよ。どこかで諦めなければ。
それに理論が現実を創り出すという小説のような世界ではなくて、
現実に合わせた理論を創らなくちゃならないこともまた、もう
これで終わりだという限界を知り得ない原因です。
たとえば、これで素粒子は全部列挙したので終わりだと思って
何百年、何千年、何万年が過ぎたある日、突然空から
今までの分類に無い素粒子が到来する可能性は否定できなし、
それが従来の理論には無いから無視するということもできない
わけでしょう。また、宇宙のどこかから一種の波のような
ものが伝搬してきて、それが通り過ぎたところは、相転移が
起きてしまって、それまでの宇宙の物理法則だと思っていた
ものが変化してしまう可能性が無いと決めつけるわけにも
行かない気がします。宇宙はときどきペンキを壁に塗るように
法則が新しいもので塗り替えられてしまうのかもしれないのです。
中側にいる我々はそれを、ダメだやめろそんなの間違いだ、など
という立場にはありません。