植物の花粉管、細胞核が先端部になくても胚珠に到達

 植物が雌しべで受粉した後、花粉管が、遺伝子の発現をつかさどる細胞核が先端部にない状態でも伸び続け、種子になる「胚珠」に到達できることを発見した、と横浜市立大学などの研究グループが発表した。
 花粉管は細胞核が先端部にあるため伸びるとする従来の常識を、実験に多用されるモデル植物のシロイヌナズナを使い覆した。

 被子植物では雌しべ先端部の柱頭に花粉が着くと、胚珠へと花粉管が伸びる。
 花粉管の細胞核には、花粉管本体の核「栄養核」と、精子に相当する精細胞の核「精核」の2種類がある。
 花粉管は細胞核の中で遺伝子が発現して伸びると考えられるが、花粉管を壊さずにその仕組みを検証することは難しかった。

 そこで研究グループはまず、精細胞に細胞壁の成分が乏しいことに着目。
 成分のうち多糖の一種「カロース」を過剰に作る遺伝子を発現させると、精細胞が花粉管の根元部分にとどまり先端に移動しなくなった。
 また、栄養核が根元にとどまる異常を示す変異体を使い、これにカロースを過剰合成する遺伝子を発現させることで、精細胞も栄養核も根元にとどまり、先端部に全く細胞核を持たない花粉管を作り出した。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

Science Portal 5/10(月) 17:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/09159d9bd23504a0b41bc4ff2cc38c8714af58ca