研究力ランク、東大は8位…2年ぶりに10位以内に

 英国などを拠点とする学術出版大手シュプリンガー・ネイチャーは20日、2020年に主要科学誌に掲載された論文数などに基づく研究機関の研究力ランキングをまとめた。
 日本勢は東京大の8位が最高で、2年ぶりにトップ10に返り咲いた。

 同社によると、20年は、新型コロナウイルスの感染拡大で研究活動が一時的に中断したが、コロナ関連の研究発表が増えたため、全体の論文数を押し上げた。

 ランキングは、自然科学系の82雑誌で発表された論文に、各機関がどれだけ参加したかの「貢献度」を、機関別に数値化して比較した。

 その結果、100位以内に入った日本勢は8位の東京大(前年11位)、37位の京都大(同37位)、65位の大阪大(同63位)など計7機関。
 前年より2機関増えた。

 1位は中国科学院で、米ハーバード大、独マックス・プランク研究所、仏国立科学研究センター、米スタンフォード大の順で続いた。上位5位は前年と変わらなかった。

 国別では、日本は米国、中国、ドイツ、英国に続く5位。この順位も前年と同じだが、日本の論文貢献度は前年より4・2%増えた。

 一方、前回ランキングでは約15%増だった中国の貢献度は、今回は1・1%増にとどまった。
 これについて同社は「中国と米国の共著論文が減ったため」と指摘。米国側が、技術流出など経済安全保障上の懸念から、中国との共同研究を控えたことも背景にあると分析している。

読売新聞オンライン 5/22(土) 0:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ad72b68b0dd95d6ddc895791de409b0728c0a28