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物質・エネルギー収支からみた輸入水素の輸送効率に関する比較研究
https://www.jstage.jst.go.jp/article/randi/30/0/30_201/_pdf/-char/ja
物質・エネルギー収支論的アプローチにより、液体メタンと水素に関して、海外からの輸送効率を比較した。
その結果、水素を「水素・燃料電池戦略ロードマップ」が想定する液体水素・有機ハイドライドのどちらの
形で輸送しても、液体メタンの輸送効率のほうが優れていることが分かった。
これは、技術革新が進んで理論的に可能な最高の水素の輸送効率が達成されたとしても、
液体メタンのほうが低いコストで輸送できることを意味する。

LNG関連インフラとして既に整備されている液体メタンのほうが水素より輸送効率がよいことは、海外から
水素を輸入するための新たなインフラ整備を行うことに疑問を投げかける結果となった。水


結論としては、水素は長距離輸送に適したエネルギーではないということである。
日本が目指すべき水素エネルギー社会は、海外からの水素の輸入といった巨大インフラプロジェクトではなく、
各地域の実状に応じた地産地消型エネルギーシステムの構築といった形ではないだろうか。