注目されるのは,救急外来受診例が40%近くを占めていることです。
肺炎球菌感染症は,ひとたび発症しますと急速に病態が進行する感染症であることが判ります。


重症型の連鎖球菌・肺炎球菌感染症に対するサーベイランス




図-12は,成人例が発症後に先ずどのような診療科を受診していたのかをまとめた成績です。小児では,小児科受診が大部分のため除いています。
成人では肺炎例が多かったことから,内科系診療科の受診例が多いことはもちろんですが,呼吸器内科だけではなく,一般内科やその他の内科受診例も多くなっています。
注目されるのは,救急外来受診例が40%近くを占めていることです。肺炎球菌感染症は,ひとたび発症しますと急速に病態が進行する感染症であることが判ります。

肺炎球菌感染症は,今でも致死率の最も高い感染症です。
成人での死亡例が多いことから,図-14に死亡46例の入院日数を示します。ほぼ半数の25例が2日以内で死亡と急激な経過を辿っています。特に10例(22%)は受診当日に死亡されていることが注目されます。
確かに肺炎球菌感染症は急速に重篤化しやすいことは事実です