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第5波はなぜ急速に減少したのか

日本で流行していた第5波のデルタ株は、デルタ株の亜株AY.29でした。この株は日本の95%以上を占め、日本独自のウイルス株です。
AY.29には、ウイルスゲノムの修復遺伝子nsp14に変異が入っているため、ゲノム上の変異を修復できず、変異が蓄積し、ウイルスが自滅したものと思われます。
もう一つのファクターは、RNAウイルスの複製の抑制に働くAPOBECという細胞の遺伝子の遺伝子多型です。日本人には安定化し、活性が高まっている遺伝子型が多く、このため、感染が減少した可能性があります。
AY.29、nsp14、APOBECというこれまでのCOVID-19感染では出てこなかったキーワードにより、日本の第5波は収束に向かったのではと考えられます。

https://shard.toriaez.jp/q1541/015.pdf