日本人はムラ社会の住民なので、「恨み」や「憎しみ」を抱く霊を怖がる。
恨みも憎しみも、どちらもムラ社会で生きる人間にとっては恐るべきものである。
いつ、どんな方法で恨みを晴らそうとされるか、分かったものではない。

西洋人は遊牧民社会の住民なので、物理的攻撃を怖がる。
日本人のようなベタベタした人間関係を生きていないし、他人の感情を気にしない。
ジェイソンが巨大な鉈でぶっ殺しても、人を呪い殺しはしないのはそのため。

日本人は「ホテルのこの部屋には悪魔が住んでいる」と言われてもピンと来ないが、
「この部屋には霊が住み着いていますが泊まりますか?」と言われると、よほどの物好き以外は全力で断る。
西洋人は「この部屋には霊がいます」と言われても気にしないが、「悪魔がいます」と言うと全力で断る。
これも、恨みそのものが怖いか、悪意による物理的アタックが怖いか、の違いだろう。